「無料」という言葉、つい惹かれちゃいませんか?
本当に欲しかったわけじゃないのに、「無料だから…」と手に取ってしまう…。
この記事では人が「無料」に弱い理由や有名な実験内容、日常のあるある行動についてわかりやすく解説します。
人間が「無料」に弱い理由とは?

「無料でもらえるよ!」と聞くと、つい得した気分になりますよね。
実は人間は「無料」という言葉にとても強い魅力を感じ、冷静な判断ができなくなる心理を持っています。
この現象は「ゼロコスト効果」と呼ばれ、「タダ」だと思うとデメリットを無視してでも選んでしまうのです。
有名な実験:チョコレートの実験
アメリカの行動経済学者ダン・アリエリー氏が行った実験が有名です。
高級チョコ(リンドール)を15セント、普通のチョコ(ハーシーズ・キス)を1セントで販売したところ、70%の人が高級チョコを選びました。
ところが1セント値引きして「高級チョコ14セント」「普通チョコ0セント(無料)」にしたら、今度は70%の人が普通チョコ(無料)を選んだのです。
参考:ダン・アリエリー著『予想どおりに不合理』
「無料」という選択肢が登場するだけで、合理的だった判断が「無料を選ぶ」に変わることがわかります。
「無料」に弱いと何が起こる?

「無料だから」とつい余計なものを手に入れてしまった経験、ありませんか?
- 試供品のためにわざわざ交通費をかけてお店に行く
- 「○○円以上で送料無料」と言われ、予定外の買い物をする
- 無料でもらったけど結局使わないまま置きっぱなし
無料に惹かれる気持ちは自然なこと。でも「本当に必要?」と一度立ち止まる意識が大切です。
まとめ:無料に惑わされないために
人は「無料」という言葉に弱い生き物です。
だからこそ、「無料だから」ではなく「本当に自分に必要?」と考えるクセを持つと、無駄遣いや後悔を防げます。
賢くお得に、そして楽しく「無料」を味方にしたいですね。
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